地面に眠れないジャングルで、木と木の間に張った屋根付きの寝床。
張ってみると、緑と土色の生地が屋根のように大きく開き、その下に虫除けネット付きの寝床がすっぽり収まる。これは「M-1965 ジャングルハンモック」と呼ばれる米軍装備で、地面が湿ったジャングルの環境向けに開発された吊り下げ式のベッドだ。
屋根とネットが一体の設計
ただのハンモックと違うのは、上部にタープ状の屋根(フライ)が一体化している点。スコールのような突然の雨からも身を守りつつ、四方を囲む防虫ネットで蚊やヒルの被害を防ぐ、密林戦向けの機能が凝縮されている。付属のタグには英語の設営手順が印刷されており、木にロープを回して3回半結びで固定する、という当時の説明書きがそのまま読める。
デッドストックという希少性
今回の個体は未使用のデッドストック。実戦で長年使われ続けたジャングル装備がこの状態で残っているのは珍しく、ロープや金具まで揃った完品としての価値が高い。
見どころ
折り畳まれた生地を開いた時のボリューム感と、付属の説明タグの印刷書体に時代の質感が宿る。コレクションとしての見応えは十分だ。







