手のひらに収まる小道具の一つ一つが、いざという時の命綱になる。
並べてみると小さな部品の寄せ集めに見えるが、どれも米軍が「いざという時」のために携行してきた実物の小物ばかり。腕時計のようにベルトで巻ける小型コンパス、甲高い音を鳴らす制式ホイッスル、そしてマルチカム柄のMOLLEカラビナと、用途はバラバラでも共通するのは「小さくて確実」というコンセプトだ。
刻印が語る出自
ホイッスルの胴体には「U.S. LCI 2007」の刻印。米軍納入業者の型番と年式が読み取れ、実際に軍で調達された品であることが分かる。黒い樹脂ボディの艶と刻印の彫りの深さに、量産品ながらの実直な作りが見える。
MREと共に思い出される小道具
セットに含まれる小さな金属片は、かつてMRE(戦闘糧食)に付属していた小型の缶切り。今では携行食のパッケージ自体が進化し、こうした缶切りが同梱されることも少なくなった。当時を知る人には懐かしく、知らない世代にはミリタリーガジェットとして新鮮に映るはずだ。
見どころ
コンパスは新品、ケミカルライト用のホルダーは黒い樹脂製でクリップも健在。バラバラに集めるより、まとめて手に入る効率の良さも魅力の一つ。







