MOLLE以前、背負う装備の標準はこの一つだった。
オリーブドラブのナイロン地に、外付けポケットとバックルが並ぶALICEパック(ラージ)のメインバッグ本体。金具の動きも生地の張りも良好な極上品として放出された一点だ。
ALICEシステムという規格
ALICE(All-purpose Lightweight Individual Carrying Equipment)は1973年から米軍で採用された個人装備運搬システムで、外部フレームに取り付けるメインバッグ、サイドポケット、ハーネスなどが規格化されているのが特徴。ベトナム戦争後の装備見直しの中で誕生し、2000年代にMOLLEへ置き換わるまで長く現役で使われた。
ラージサイズという選択
ミディアムより大きいこのラージサイズは、長期の野外行動を想定した装備。上部の蓋を留めるストラップ、左右の外付けポケット用のバックル、底部のグロメット(排水・通気穴)まで、機能一つひとつに理由がある構造だ。
フレームなしでも使える汎用性
外部フレームと組み合わせて背負うのが本来の姿だが、バッグ本体だけでも大容量の収納として使える。状態の良さは、そのまま実用に持ち出せる安心感につながっている。






