ベトナムから湾岸まで、背中を支え続けたバックパック。
ALICE(All-purpose Lightweight Individual Carrying Equipment)パックのミディアムサイズ、通称LC-2。1970年代から米軍の個人装備システムとして採用され、以後20年以上にわたり歩兵の背中を支え続けたロングセラーの背嚢だ。内側のタグには「FIELD PACK, COMBAT, NYLON, MEDIUM LC-2」と明記されている。
フレームレス設計の合理性
本体だけを見るとシンプルなナイロン製バッグだが、実際は別体式の金属フレーム(パックフレーム)に装着して背負う二部構成が基本。この構造により、荷物の量や任務に応じてパック本体だけを交換したり、フレームなしで手荷物のように運んだりと柔軟に運用できた。
外周のポケットとコンプレッションストラップ
本体前面には複数の外付けポケットが配置され、細かい装備を仕分けて収納可能。左右のコンプレッションストラップで容量を絞り込めるほか、底部のグロメット(通気穴)は水はけと軽量化を兼ねた実用的な工夫だ。
付属の防水バッグとショルダーベルト
この個体には防水パックとショルダーベルトが付属し、そのまま実戦装備さながらのセットアップで使える状態。容量は本体約27リットル、外付けポケット3つで約2リットルずつ、合計でかなりの荷物を担げる計算になる。中古良品ながら生地のハリもしっかり残っている。






