南北戦争の時代から続く、兵士の食卓の原点。
フライパンと皿がひとつになった、シンプルな構造のメスキットパン。派手さはなくとも、これほど長く軍で使われ続けた野戦食器も珍しいのではないでしょうか。ステンレス製で、丈夫さと軽さを兼ね備えた設計です。
起源は南北戦争にさかのぼる
メスキットの原型が生まれたのは、なんと南北戦争の時代。それから幾度もモデルチェンジを重ねながら、現在の形に近づいていきました。焼く・盛るの両方をこなせる二層構造は、限られた携行品数で食事を完結させる知恵の結晶です。
取っ手を折りたためばコンパクトに
長い取っ手はリング状の金具で本体に固定され、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納可能。焚き火にかけて調理し、そのまま皿として使う——アウトドアの原始的な合理性がそのまま形になっています。
今なお愛される理由
近年は使い捨て容器が主流になり、こうした金属製メスキットの出番は減りましたが、頑丈さと質感を求めるミリタリーファンやキャンパーからは根強い人気があります。取っ手の錆は経年の証、使い込むほどに味が出る一品です。






