米軍住宅の庭に必ずあった、あの黒いドーム型グリル
沖縄の米軍住宅街を歩くと、庭先やベランダにこの黒くて丸いグリルが置いてあるのをよく見かける。ケトル型と呼ばれる蓋つきの炭火グリルで、アメリカの家庭用BBQ文化がそのまま基地の外へ運ばれてきたような一台だ。
木製ハンドルは古いタイプの証
蓋の持ち手が木製なのが、このグリルの世代を語るポイント。後年のモデルはプラスチック製の持ち手に置き換わっていくため、木のハンドルが付いている個体は流通の古いタイプにあたる。厚みのある鉄板と重量感は、薄手のホームセンター製品とは明らかに作りが違う。
ドーム型の理由
蓋を閉じると熱と煙がこもり、オーブンのような間接調理ができるのがケトル型グリルの利点。焼くだけでなく燻したり蒸し焼きにしたりと、シンプルな構造のわりに調理の幅が広い。米軍住宅では庭でのバーベキューが週末の定番行事で、この手のグリルは各家庭にほぼ必ずあった生活道具だった。
サイズ感と使い道
網の直径は約35cmとコンパクトだが、家族3〜5人分なら十分にまかなえる。車のトランクに積めるサイズなので、海辺や河原へ持ち出すレジャー用としても現役で使える一台。錆や使用感は年季の証で、これから手をかけて磨いていく楽しみもある一台だ。






