海兵隊が選んだドライバッグメーカー、SealLineの防水袋
タグには「MACS Sack」の文字。米海兵隊の装備調達に正式採用されたロールトップ式の防水バッグで、製造元は米シアトルのCascade Designs——アウトドア用ドライバッグの老舗ブランド、SealLineだ。NSN(米軍調達番号)8465-01-542-7688の表記もそのまま残り、民生品ではなく軍の補給ラインに乗った品であることがわかる。
ロールトップと空気抜きバルブ
密閉の仕組みはいたってシンプル。開口部を3回以上折り返してから両端のバックルを留めるだけで防水性を確保する。表面に印字された使用説明にも「黒いストラップから巻き始め、最低3回転がしてからバックルを接続する」とある。底面近くの黒いメッシュ状のパーツはパージバルブで、巻いた後に押して余分な空気を抜くことで、コンパクトに収納しつつ短時間の水没にも耐える設計になっている。
軽さと頑丈さの両立
素材は210デニールのポリエチレンコーティング・オックスフォードナイロン。薄い生地ながら独自開発の頑強なコーティングにより、水辺での運用に耐える強度を確保している。容量約9リットル、重量はわずか約93gと、装備を増やしたくない前線での携行を前提にした軽量設計だ。
水に浮く、という安心感
中身を密閉した状態であれば水に落としても浮くのがドライバッグの利点。渡河や上陸作戦、あるいはカヤックやボートでの移動時に、通信機材や着替えを濡らさず運べる。米軍放出の中古品ではあるが、この手のギアは頑丈な作りゆえに使用感があってもまだ十分な防水性能を残していることが多い。






