荷物という荷物を全部飲み込む、コットン地の大きな筒
生成りがかったオリーブの厚手コットン地、四角い底、口をぐるりと絞る太いドローコード。30×35×125cmという数字が示すとおり、一般的なダッフルバッグよりひと回り大きい大型サイズで、色褪せた表情がいかにも「使われてきた実物」らしい一枚。
ダッフルバッグという発想
ダッフルバッグは元々、ベルギーの町ダッフル(Duffel)で織られた厚手のウール地に由来する名前と言われ、軍隊では古くから私物や被服一式をまとめて運ぶ標準的な袋として使われてきた。フレームやポケットを持つバックパックと違い、単純な筒状の構造だからこそ、規格外のサイズの荷物や不定形の装備も詰め込める融通の利き方が特徴だ。
1本ショルダーという担ぎ方
両肩掛けのリュック型と違い、1本のショルダーストラップを斜めに掛けて運ぶタイプ。基地間の移動や輸送機への積み込みの際、床に積んでは肩に掛け直すという運用に向いた形状で、寝具や衣類一式をまとめて放り込む「引っ越し袋」的な使われ方をしてきた。
経年の色褪せも含めて実物
生地の色ムラや色褪せは、長年の使用と屋外での紫外線・汗によるもの。破れなどの実用に支障が出る傷みはなく、キャンプや旅行での大容量バッグとして、あるいはミリタリー小物の収納袋としても活躍する一枚だ。






