米海軍の食堂で使われた、6区画のステンレストレー。
ずしりと重いステンレスの塊——手に取るとまず驚くのがその厚みです。プラスチック製が主流になった今の食器とは別物の存在感。これは米海軍(U.S.NAVY)が艦内や基地の食堂(メスホール)で長年使ってきた、通称「メストレー」と呼ばれる仕切り皿です。
食堂を支えた縁の下の力持ち
6つに仕切られた区画は、主菜・副菜・デザート・飲み物用のカップまでを一枚に収める設計。配膳ラインで兵士たちが次々とトレイを差し出し、コックが手際よく盛り付けていく——そんな光景を何十年も支えてきた実用品です。紙皿に置き換わった今、こうした金属製のメストレーは新たに出回ることがなく、年々数を減らしています。
今はプラ製、当時は金属製だった理由
金属製が選ばれたのは、繰り返しの洗浄・消毒に耐える頑丈さゆえ。大量調理・大量洗浄が前提の軍隊の食事事情を映した道具といえます。裏面には製造刻印が浅く残り、当時の量産ラインの痕跡を今に伝えています。
傷も含めて本物の味わい
表面には使用に伴う擦り傷やシミが見られますが、変形やひび割れはなく実用に耐える状態です。BBQや家族の食卓で仕切り皿として使えば、ミリタリーの気配をさりげなく食卓に添えてくれる一枚。数が出てこないからこそ、見つけた時が入手のタイミングです。






