ウッドランド迷彩のカバーに包まれた、実物スチールヘルメット。
表面に走る縫い目とループ状のヘルメットバンド——木の枝や草を差し込んでカモフラージュするための輪っかが、実戦装備であることを物語ります。カバーの下には、頭部を守るスチール製のヘルメット本体が収まっている一体です。
戦後長く米軍を支えた鉄帽
こうしたパターンのスチールヘルメットは第二次大戦期から冷戦期にかけて米軍の標準装備として広く使われ、ベトナム戦争の記録映像でもお馴染みの形状です。90年代以降はケブラー製のPASGTヘルメットに置き換わっていきましたが、耐久性の高さから訓練用や払い下げ品として今も流通しています。
内側の十字ストラップが衝撃を吸収
内部を覗くと、オリーブドラブの帆布ベルトが十字に組まれたサスペンション構造が見えます。頭とヘルメットの間に空間を作り、直接の衝撃を分散させる仕組み。革のヘッドバンドも残っており、当時のままの装着感を体験できます。
迷彩カバーの表情も魅力
ウッドランドパターンのカバーは経年による色褪せが見られますが、破れなどの大きなダメージはありません。実物ヘルメットとしての重厚感は、ディスプレイやコレクションの主役として申し分ない一品です。






