クッキー柄と呼ばれた、砂漠迷彩の当たり外れ品。
6色(シックスカラー)砂漠迷彩、通称チョコチップカラー。1990年の湾岸戦争でアメリカ軍が採用した砂漠迷彩の初期パターンで、この個体はM1ボディアーマー(フラックベスト)の上に被せるカバーです。
チョコチップと呼ばれた理由
ベースは薄茶と白、そこに黒い斑点が散っている——その黒い斑がチョコチップクッキーの表面に見えることから、現地の兵士たちが自然とそう呼ぶようになった柄。正式名称はDCU以前の6-Color Desert Pattern(通称DBDU/シックスカラー)で、朝鮮戦争~ベトナム戦争世代のM1955/M69系フラックベストに、湾岸戦争向けの砂漠迷彩カバーを新調して被せた組み合わせです。
生産中止になった理由
岩や砂の起伏では効いても、黒いチップの粒が遠目に濃い影として浮き、平坦な砂漠ではかえって位置がバレやすいという弱点が実戦で判明。数年で3色系の砂漠迷彩(DCU)に置き換えられ、6色パターン自体の生産期間が短かったため、今ではまとまった数が出回らない希少な迷彩です。
実物の見どころ
フロントに大きめのカーゴポケット、背面は肩から回したストラップで固定する簡易カバー構造。生地の焼け具合と色落ちが実使用の証で、当時の砂漠でどう褪色したかが分かる一枚です。






