ブーツの上からさらに履く、ぬかるみ対策の黒ゴム。
オーバーブーツ(ラバー・オーバーシューズ)。普段履いているコンバットブーツの上からすっぽり被せて履く、雨・雪・泥濘対策のカバーです。
なぜブーツの上に履くのか
米軍のコンバットブーツは基本的に革製で、水を含むと重くなり乾きも遅いという弱点があります。そこで採用されたのがこの手のラバーオーバーシューズ。悪天候や湿地での行軍・駐屯地の泥道で、本体のブーツを濡らさずに済ませる補助装備として長く使われてきました。フック式の留め具で脱ぎ履きがしやすいのも実用重視の設計です。
底面の刻印が語るもの
ソール裏には製造月と製造ロット番号が刻まれており、量産官給品らしい管理体制がうかがえます。厚みのあるラバーはグリップ力も高く、滑りやすい甲板や濡れた路面でも足場を確保しやすい形状です。
実物の見どころ
黒一色のシンプルな見た目ながら、フック金具や補強ステッチなど細部の作りは実用装備そのもの。レインウェアやワークブーツと合わせて、実用アイテムとして今も使える一足です。






